商品解説

【特徴解説】ウォルターノルのチェア/FKチェアとは?気になる価格や選び方

ドイツの老舗最高級家具ブランドのWALTER KNOLL(ウォルターノル)の製品は極上のレザーを使用し力強い風格をもつインテリアとして世界中で愛されVIPラウンジや美術館などに置かれています。

そのウォルターノル社によって1961年に制作された『FKチェア』は、今でも北欧クラッシックの名作として世界に広く知られている作品です。

エレガントなフォームをもつシートと、アルミでできた脚部が特徴的で、オフィスはもちろんダイニングや書斎やラウンジ用のチェアなど どこに置いても映えるデザインをしているのでいろいろなシーンで利用されています。

それでは、人気のあるウォルターノル『FKチェア』の魅力の数々をたくさんご紹介していきます。 購入を検討されている方は是非参考にしていただければと思います。

ウォルターノル『FKチェア』の『FK』って?

1961年に制作されたこの『FKチェア』の名前の由来はデザイナーの頭文字をとったものです。 デザイナーのPreben Fabricius(プレベン・ファブリシャス)とJorgen Kastholm(ヨルゲン・カストホルム)は、ともに1931年デンマーク生まれで共同の設計事務所を開設している間に名作家具を多く生み出しています。

デザイナー二人の頭文字から名づけられたこの『FKチェア』はふたりの代表作といえるインテリアチェアなのです。

ウォルターノル『FKチェア』の魅力

1960年代の終わりにヨルゲン・カストホルムとプレバン・ファブリシャスのふたりによってデザインされたこのFKバケットチェアは、細い線と明確な輪郭がかつてないほど魅力的なデザインで仕上げられています。

人を招きいれようとしているかのようなフォルムの肘掛けや、温かさのあるレザー張りのシートは安定した心地よさと快適さがにじみ出ていて、何時間でも座っていられるようなとても居心地の良いチェアです。

デザインとしての魅力とは別に、素材の魅力があります。 これはFKチェアに限ったものではなく、ウォルターノルの最大の魅力ともいえるのですが、極上のレザーを使っているということです。 「良い革から作って、それをさらに厳選する」という基本姿勢から、ウォルターノルでは牛を育てる環境から徹底して管理していて、コストが安く量産しやすい南米産ではなくドイツの高山地帯や北欧の牧畜農家と契約し、品質の優れたレザーを生み出しています。 また染めにもこだわって作られた最高級レザーなので、肌ざわりがなめらかなうえ耐久性にも優れていて、長い年月愛用しても品質が衰えることなく快適に過ごせるよう心配りされています。

こういったこだわりから作られた家具を多く作り出しているウォルターノルは、ドイツでも最高級ブランドと呼ばれ、圧倒的な人気を誇っているのです。

最高級ブランドが、最高品質の革を使って、人気デザイナーがデザインして作られたのが『FKチェア』なのです。

ウォルターノル『FKチェア』の共通仕様

とても人気のあるウォルターノル『FKチェア』は基本的に素材が共通です。 素材・カラー・サイズと順番に紹介していきます。

素材

材質

  • シート・・・ウレタンフォーム
  • フレーム・・・アルミニウム

張地の素材

  • レザー・・・セレクト・コングレス

カラー

ベースカラー

  • アルミポリッシュ
  • マットブラック

張地のカラー7展開

  • セレクト・・・4色(シェル・ブラウン・シュワルツ・ブルー)
  • コングレス・・・15色(ホワイト・シルク・ヌガー・カカオ・カリー・サフラン・レッド・オックスブラッド・マラム・バサルト・ぺトロール・エスプレッソ・アスファルト・ダークブロンズ・ブラック)

サイズ

次はサイズについてです。

3スターベース

  • ハイバック・・・W70×D72×H104cm/SH47.5cm
  • ローバック・・・W70×D72×H89cm/SH47.5cm

5スターベース

  • ハイバックW70×D68×H105~117cm/SH47.5~57.5cm
  • ローバックW70×D68×H90~102cm/SH47.5~57.5cm

※5本脚のみガススプリングのシートハイト調整がついています

置きたい場所、使いたいシーンで3スターベースか5スターベースか、ハイバックかローバックかと好みがわかれると思います。 なかなかお試しができるものではないので、いざ購入してみると大きすぎてインテリアとマッチしていない!小さくて存在感がない!など後悔しないように、置きたい場所や雰囲気などを充分に考慮してサイズ感を調べておきましょう。

ウォルターノル『FKチェア』を選ぶポイント

では、ウォルターノル『FKチェア』を選ぶとき、なにをポイントに選べばよいでしょうか? ご自身の利用環境や好みなどに合わせて ポイントを確認してみてください。

①背もたれの高さを選びましょう。ハイバック?ローバック?

座り心地にも、使い心地にも多いに影響があるのが背もたれの高さです。 小柄な女性や姿勢をまっすぐにして座ったり、周囲に目を配ったりすることの多いひとにおすすめなのはローバックです。 ハイバックは、長時間の勤務などで身体を伸ばしたり、ゆったりとしてリラックスするスペースを確保したいひとや、大柄な男性にもおすすめです。

またオフィスの雰囲気から考えると、ローバックは開放的な雰囲気になるので、狭めのオフィスに向いているといえます。

②シートの張地を選びましょう。セレクト?コングレス?

張地によってカラー展開が異なるので、ここでインテリアの印象が大きく変わるので選ぶときは周りのインテリアを考慮したうえで選ぶと良いでしょう。 FKチェアのシートの張地はセレクトとコングレスの2種類で、カラーは下記の通りです。

  • セレクト4色(シェル・ブラウン・シュワルツ・ブルー)
  • コングレス15色(ホワイト・シルク・ヌガー・カカオ・カリー・サフラン・レッド・オックスブラッド・マラム・バサルト・ぺトロール・エスプレッソ・アスファルト・ダークブロンズ・ブラック)

③脚部は3スターベース?5スターベース?

シートを支える脚の形を選びましょう。 FKチェアの脚型は3本脚か5本脚です。すっきりとした印象を求めるなら3本脚のデザインがおすすめです。 5本脚の5スターベースにはガススプリングによるシート調整機能がついています。合わせるデスクや使う人の体型に合わせて調整することができるので、より安定した使い心地を求めるなら5スターベースが良いと思います。

④キャスターを選びましょう。※5スターベースの場合のみ

3スターベースは1種類展開なので選択が不要ですが、5スターベースはカーペット用とフローリング用で使う素材が異なるので、使用環境から選びましょう。

  • ハードフロア用ソフトキャスター
  • カーペット用ハードキャスター

ベースカラーを選びましょう。※3スターベースの場合のみ

フレーム・脚部のカラーを2色のどちらか選びましょう。

  • アルミポリッシュ
  • マットブラック

シートの張地との組み合わせで印象が大きく変わるので、いろいろ組み合わせてお好みの配色をみつけてください。

ウォルターノル『FKチェア』の気になるお値段は?

機能や形状をご紹介したので、つぎは気になるお値段を調べてみました。 仕様で値段が異なるので、ベースを設定して差額がどれくらいなのかご紹介します。 ※多少の誤差があるかもしれませんのであらかじめご了承ください。

まずはベースとして基本的な形のお値段です。

ローバック・張地セレクト・3スターベース・・・¥837,100 さすが高級家具ウォルターノアの代表作ともいわれるチェアなだけあって、それなりに良いお値段がします。 3スターベースのカラーはどちらを選んでも値段は同じでした。

ハイバック・張地セレクト・3スターベース・・・¥888,100 背もたれの高さをハイバックに変えた場合は+¥51,000でした。 次は張地をかえてみます。

ローバック・張地コングレス・3スターベース・・・¥932,100 ハイバック・張地コングレス・3スターベース・・・¥994,100 張地をセレクトからコングレスに変更すると約+¥95,000でした。 次は5スターシートタイプをご紹介したいと思います。

ローバック・張地セレクト・5スターベース・・・¥954,100 ハイバック・張地セレクト・5スターベース・・・¥1,005,100 ローバック・張地コングレス・5スターベース・・・¥1,049,100 ハイバック・張地コングレス・5スターベース・・・¥1,112,100 脚部を3スターシートから5スターシートへ変更すると差額は+¥117,000です。 キャスターの種類はカーペット用もハードフロア用も同じ値段で差額なしでした。

というわけで、ウォルターノル『FKチェア』を購入するとすれば ¥837,100~¥1,139,000(税込)ぐらいの価格になるようです。

メーカー保証内容

機能もデザインも優れているウォルターノル『FKチェア』のお値段をご紹介しましたが、やはり高級オフィスチェアの代表ともいえるだけの商品なだけあって、それなりのお値段がするので思い立ったから買ってしまおう!とすぐに買えるものではありません。

万が一なにかあったときのために、サポート体制や保証なども購入前に調べてみました。

ウォルターノル社ではなく、販売店でのデータを元にしているので、販売先で多少保証内容に違いがあるかもしれません。

保証期間は1~3年

販売元の保証期間はメーカーの保証規定に準じたものとなるようです。 また、保証とは別として、オフィスチェアは一定数初期不良があるので、何か不備があった場合のために納品後はできるだけ早く開封し商品を確認することをおすすめします。

販売元によっては取り寄せに半年ほど時間がかかる場合もあるので、そのような場合の保証がどうなるかは購入前に販売元に問い合わせしておきましょう。

試座できるか、方法、場所

いろいろと機能や特徴についてご紹介してきましたが、ますますウォルターノル『FKチェア』について興味をもたれたのではないでしょうか。

やはり説明だけではわからないこともあるので、実際に試座してそのすごい機能を体験したいと思われるかたもいらっしゃると思います。 それではどこでウォルターノル『FKチェア』を試座できるか調べてみました。

やはり一番おすすめなのはショールームです。 セイルチェア以外にも多くの商品が展示されており、気になる点などをその場でスタッフにうかがうこともできます。 実際に座って確認できて、専門家が詳しく説明してくださるので、お時間のあるかたはお近くのショールームをのぞいてみるのが良いと思ったのですが、いろいろ調べてみましたがウォルターノルのショールームを確認することができませんでした。

ノルというアメリカにあるインテリア家具ブランドがあるのですが、こちらは創立者の息子が新たに立ち上げたブランドで、ウォルターノル社は他社に買収されているため、買収先での取扱いになっているのかもしれません。

販売ディーラーという正規小売店でも取引が行われているので、最寄りのオフィス家具ショップに問い合わせてみるとあるかもしれません。 いろいろな高級オフィス家具を取り扱っているお店がおすすめです。 ウォルターノル『FKチェア』はとても人気のある商品ですが最高級品ともいえる商品なので、少しお高めのオフィス家具を取り扱っているお店が良いと思います。

ウォルターノル『FKチェア』が欲しいけど予算が…

新品での購入は高すぎて手が出ないというかたにおすすめなのは中古オフィス家具購入です。 最高品質のレザーを使用したウォルターノル社の商品は耐久性に優れているため中古ショップでもたまに買取依頼があります。 上記で説明した機能やサイズなどで好みの形がイメージできたなら、ネットや中古オフィス家具屋で探してみると良いでしょう。

中古品とはいえ、最近はどんどん新しい商品が販売されていたり、オフィスの改装も頻繁に行われるようになったため比較的綺麗な状態のものが出回っています。

一度は使用されていたものが多いため、新品のものに比べると傷や汚れがあったり、保証の基準が違ったりすることもありますが、市販価格の半額以下で買えるものがほとんどなので、予算に心配な場合は検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、ネットで調べてみたところ、モデルはそれぞれ違いがありますが 定価1,000,000円ぐらいのものが 中古品で¥170,000~¥200,000円

と、半額どころか、1/5ぐらいの値段になっているものが多くありました。

ただ、こちらのウォルターノル『FKチェア』は高級品であるため、数多く同じ椅子を置くというより、一点ものの重厚感ある使い方をされている場合が多いため、複数同じものを購入するのはなかなか難しいかもしれません。

ネットの写真では実物を見るわけではないので汚れ具合や機能の不具合などを確認することは難しいのですが、衰えにくい革が使われているためかくたびれた感じより、使い込んだ味のある雰囲気のものに感じました。

清掃面、メンテナンス面と中古オフィス家具店によって対応が異なるので、信頼できるショップを見つけるか、店頭で直接確認できる店舗での購入が安心です。

お値段がなーと悩んでいるかたも是非一度中古オフィス家具店で探してみてください。

まとめ

今回は、「ウォルターノルのチェア/FKチェアとは?気になる価格や選び方」をテーマに解説して参りましたがいかがでしたでしょうか。 ウォルターノル『FKチェア』のポイントとなる特徴は

  • ドイツの最高級インテリアブランド製
  • 最高品質の本革を使用
  • 耐久性に優れている

と、品質にとことんこだわりつつも、優れたデザイナーによって磨きこまれたデザインのチェアであることがわかりました。

以上 紹介した機能や特徴から、

  • これこそはっというインテリアを持ちたいひと
  • 品質とともにデザインにもこだわりたいひと
  • 重厚感がありつつ耐久性に優れたものを求めているひと
  • オフィスだけではなく人をもてなすシーンを演出したいひと

におすすめしたいチェアです。

腕をひろげて出迎えてくれるようなデザインのフォルムは、座るひとに安定感と温かさを与えることでしょう。 自宅で普段使いにっというには高級すぎるチェアですが、洒落た雰囲気のラウンジなどで是非座ってみたいと思ったのがウォルターノル『FKチェア』でした。

いろいろな機能をご紹介しましたので、ぜひ参考になさってお気に入りのオフィスチェアを見つけてください。

 

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