ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』は独創的なフォルムで心象的でありつつ、座ると身体が包み込まれるような感じがして、まるで異世界にいるかのような雰囲気を味わうことができるチェアです。
それでは、人気のあるADELTA(アデルタ)『ボールチェア』の魅力の数々をたくさんご紹介していきます。
購入を検討されている方は是非参考にしていただければと思います。
ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』とは?
一度はどこかで見かけたことがあるぐらい印象的なフォルムをしているアデルタ『ボールチェア』ですが、斬新的なデザインから最近の作品かと思われがちですが、実は相当歴史がある作品です。
ヨーロッパで特に有名なデザイナーの一人であるアールニオの作品なのですが、1966年のケルン国際家具見本市に出品されたデビュー作です。
アールニオはフリーランスのデザイナーとして仕事をはじめたとき、当時住んでいた家にぴったりな大きな椅子をデザインしようと考え、椅子に座ったときの頭の動線を妻に壁に記入させて椅子の寸法を決め、プロトタイプがつくられ誕生したのがボールチェアです。
モナコのグレース王妃や多くのセレブに愛されたボールチェアは宇宙的で独創的なデザインの素晴らしさはもちろん、周囲の音を70%遮断し、自分だけの空間を演出してくれるのも魅力のひとつです。
そのため、多くのミュージシャンや映画やCMなどの関係者にも人気があり、MoMAやいろいろな美術館のパーマネントコレクションにも選定されています。
デザイナー:エーロ・アールニオ
デザイン年:1963年
ブランド:ADELTA(1989年デンマーク設立)
生産国:フィンランド
それまでにはなかったボールの一部をカットしてベースにする形態は、20世紀の家具の歴史に残る名作とされています。
ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』の機能
ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』
まずはその機能面についてご紹介します。
多くのオフィスチェアなどとは違って、このボールチェアには調整機能というものがありません。
土台部分がベースとなって、球体部分が回転する設計になっています。360度回転します。
クッション部分は取り外すことができるようになっています。
ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』の仕様
サイズ:幅1,100mm×奥行980mm×高さ1,200mm×座高430mm
重さ:39.6kg
よくあるオフィスチェアと比べるとデザイン性の違いもあって、重量が重いのも特徴です。
材質
本体:FRP
脚部:アルミダイキャスト
張地:クワドロ社製ファブリック(デンマーク)※ウール/防炎素材
カラー
ブラック
レッド
ブルー
価格
¥1,225,400
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』の選び方
モデルや価格などをご紹介してきましたが、自分に合ったボールチェアを選ぶためのポイントが4つあるので、順番にご紹介していきます。
①予算で選ぶ
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』の価格はほとんどのものが100万円を超えているので、予算に余裕があるひとや品質を重視したいひとにおすすめです。
安価なリプロダクト品(デザイナーの意匠権がきれた商品を、ほかのメーカーが複製して販売した商品)もありますが、ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』と比べると素材感や品質がだいぶ落ちます。
オリジナル商品ならではの素材や仕様を楽しみたいなら、10/1程度の手ごろな価格で手に入るリプロダクト品はあまりおすすめできません。
②サイズに合わせて選ぶ
身体のサイズに合っているか
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』の魅力のひとつに『座り心地の良さ』があります。この座り心地の良さを最大限に味わうには、やはり身体にフィットしたサイズを選ぶことがとても重要です。
海外製のチェアは日本人の規格に合わせて作られていないため、日本人には大きすぎることがあります。
広くて解放感があるのですが、思ってたフィット感と違うというようなことがないように、ボールチェアも購入前に一度視座をして、フィット感を確認しておくほうが良いと思います。
設置場所のサイズに合わせる
ボールをくり抜いたような形をしているADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』は、一般的なチェアと比べて、サイズが大きい部類に該当します。
幅や高さ、奥行きも1000mmを超えるので置きたい場所があるなら、ある程度のスペースを確保しておく必要があります。
また、重さも50kgぐらいあるので、こまめに場所を変えることがなかなか難しいため、aまり動かさなくても良い場所を設置場所に選ぶと良いでしょう。
搬入できるか
上記でも説明したとおりサイズが大きいので、搬入経路の確認も大切です。
せっかく買ったのに家の中に持って入れないなどのトラブルを回避するためにも、廊下や玄関、階段など、梱包した状態でも通れるように少し余裕をもった搬入経路を考えておきましょう。
③素材で選ぶ
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』は外側はプラスチック樹脂、中側はファブリック製です。
革製のチェアがお好みのひともいらっしゃると思いますが、このファブリックはとても作りの良いものなのでおすすめです。一度、触ったり座ってみて、その素晴らしさを確認してみてください。
メーカー保証内容
機能もデザインも優れているADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』の機能やお値段をご紹介しましたが、やはり高級オフィスチェアの代表ともいえるだけの商品なだけあって、それなりのお値段がするので思い立ったから買ってしまおう!とすぐに買えるものではありません。
万が一なにかあったときのために、サポート体制や保証なども購入前に調べてみましたが、製造元と販売元が異なるため、アデルタの保証内容を確認することができませんでした。
保証内容は販売店に準じると思うので、購入前に販売店に確認しておきましょう。
また、保証とは別として、オフィスチェアは一定数初期不良があるので、何か不備があった場合のために納品後はできるだけ早く開封し商品を確認することをおすすめします。
苦情や問い合わせに関して
こちらも販売店に対応してもらうことになると思います。
なにかあったとき、迅速に問い合わせできるように、購入する前に販売店で問い合わせに対応してもらえるか、どのような対応をしてもらえるかを確認しておきましょう。
試座できるか、方法、場所
いろいろと機能や特徴についてご紹介してきましたが、ますますADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』について興味をもたれたのではないでしょうか。
やはり説明だけではわからないこともあるので、実際に試座してそのすごい機能を体験したいと思われるかたもいらっしゃると思います。
それではどこでADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』を試座できるか調べてみました。
やはり一番おすすめなのはショールームなのですが、ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』は製造元と販売元が違うため、日本国内でのアデルタのショールームを見つけることができませんでした。
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』はとても人気のある商品なので、チェーン展開しているお店はもちろん、少しお高めのオフィス家具を取り扱っているお店でもよく見かけるので 案外近場ですぐにみつかると思います。
最寄りのオフィス家具ショップに問い合わせてみましょう。
いろいろなメーカーのオフィス家具を取り扱っているお店がおすすめです。
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』が欲しいけど予算が…
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新品では100万円を超えるADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』を購入するには高すぎて手が出ないというかたにおすすめなのは中古オフィス家具購入です。
高いですが人気のある商品なので中古ショップでもたまに見かけます。
複数のチェアを揃えるタイプのものではないので、何台も在庫があるということはあまりありませんが、品質が良いチェアなので何年も使えるものは中古オフィス家具ショップにも流れてくることがあるので狙い目です。
上記で説明した機能やオプションで好みの形がイメージできたなら、ネットや中古オフィス家具屋で探してみると良いと思います。
中古品とはいえ、最近はどんどん新しい商品が販売されていたり、オフィスの改装も頻繁に行われるようになったため比較的綺麗な状態のものが出回っています。
一度は使用されていたものが多いため、新品のものに比べると傷や汚れがあったり、保証の基準が違ったりすることもありますが、市販価格の半額以下で買えるものがほとんどなので、予算に心配な場合は検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ネットで調べてみたところ、機能はそれぞれ違いがありますが
定価1,166,000円ぐらいのものが 中古品で¥300,000~¥500,000円
と、半額よりは少し安くなっているものをいくつか見つけました。
〇半額程度の中古価格がついたチェアの状態の例
定価¥1,166,000⇒中古価格¥495,000
- ところどころに目立たない程度の薄い黄ばみや細かいキズあり。
- クッションを外した本体部分に落ちきれない汚れあり。
- 本体側面に15cm程度のスレキズあり。
〇3/1程度の中古価格がついたチェアの状態の例
定価¥1,166,000⇒中古価格¥382,000
- クッションにシワあり。
- 全体として美品
- 大切に使われていた感じ感じ
ネットの写真では実物を見るわけではないので汚れ具合や機能の不具合などを確認することは難しいのですが、見た感じ綺麗なものでした。
清掃面、メンテナンス面や、上記に記載したように商品説明のコメントなども中古オフィス家具店によって対応が異なるので、信頼できるショップを見つけるか、店頭で直接確認できる店舗での購入が安心です。
お値段がなーと悩んでいるかたも是非一度中古オフィス家具店で探してみてください。
【まとめ】ADELTA(アデルタ)のチェア/ボールチェアとは?気になる価格や選び方
今回は、「ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』とは?気になる価格や選び方」をテーマに解説して参りましたがいかがでしたでしょうか。
ADELTA(アデルタ)のチェア『ボールチェア』のポイントとなる特徴は
- セレブにも高い人気があるデザイン
- 周囲の音を70%遮断してくれる
- 抜群の座り心地の良さと快適性
と、独創性のあるデザインでインテリアを重視しつつもプライバシー空間が確保できる商品なのでとても人気があるのがわかりました。
以上 紹介した機能や特徴から、
- 宇宙的なデザインが好きなひと
- 集中して作業したいひと
- 調整しなくても良い椅子を求めているひと
- ミッドセンチュリーやスペースエイジ
- ひとりになれる空間がほしいひと
- 秘密基地がほしかったひと
に おすすめしたいチェアです。
ADELTA(アデルタ)『ボールチェア』は生産されてから根強い人気を誇っているチェアのため、多くのリプロダクト品(複製品)が出回っています。
カラー展開が豊富だったりと、それはそれで魅力はあるのですが生産体制が違ったり素材の質が悪いものもあるので、購入を検討される場合は気をつけてください。
いろいろな機能をご紹介しましたので、ぜひ参考になさってお気に入りのオフィスチェアを見つけてください。
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