オフィス家具の選び方

【オフィスチェアの選び方】背もたれの種類と特徴解説

オフィスチェアの選び方シリーズ。今回のテーマは「背もたれ」です。オフィスチェアのこだわりの中でも特に「背もたれ」はさまざまな技術が盛り込まれており多種多彩です。

本記事では、オフィスチェアの「背もたれ」のそれぞれの特徴について、オフィス家具好きの私によるコメント付きで、深くわかりやすく解説して参ります。

【背もたれの選び方】「ユアプロフィール機構」特徴解説

【背もたれの選び方】「ユアプロフィール機構」特徴解説

ユアプロフィール機構とは?

座る方の身体は個々に異なります。一人ひとりの体格や嗜好に合わせて、座りながら簡単に調節でき、座る方の快適な形にカスタマイズすることができます。これがいわゆるユアプロフィール機構になります。

さらに、ユアプロフィール機構は背もたれのワイヤー機構が、背骨と椎間板の日常の動きに追随してフォローしてくれます。人間の体型や姿勢にマッチするように調整してくれて、背中全体にバランス良く最適なサポートします。

体重を感知する機構は、人間の身体の色々なの動きに追随して滑らかに流れるように動き、作業中も座っている人の体重に呼応しながら、継続的に最適なリクライニングを実現します。

椅子のワイヤー機構は、座った時に身体の状態に合うように、体重の荷重を分散させて姿勢を変えるタイミングで、その人の体格にあった大胆な快適状態を提供してくれます。特に前傾や後傾姿勢でも大腿部裏側の圧迫を緩和します。

【背もたれの選び方】「フィット&フリー」の特徴解説

【背もたれの選び方】「フィット&フリー」の特徴解説

フィット&フリーとは?

腰部をしっかりとガードし、肩部はフリーに動かすことができるのが「フィット&フリー」です。高い操作性のロッキング調節機能も持っており、高スペックチェアの機能とクオリティの高いデザインのチェアがバランス良くなっています。

人は常にオフィスチェアに座っても、ずっと静止していることはありません。振り向いたり、電話をしたり、引き出しを開けてファイルを取り出すような、何かしらの動作が繰り返されます。

そのようなオフィスでの動作をスムーズにサポートするために、肩周りを中心にした上半身にフォーカスして、背中と腰はしっかりと支え、肩から腕を解放する機能で、自由な動き実現しています。

【背もたれの選び方】「体重感応メカ」の特徴解説

【背もたれの選び方】「体重感応メカ」の特徴解説

体重感応メカとは

体重感応メカとは、座るだけで座っている人の体を追随できるように自動で調節して、その人の好みでも微調整できるオーダーメード感覚の機能です。

自動調整によって体にジャストフィットしているので、長時間座っていても疲れがあまりありません。オフィスチェアは長く座ることも多く、自然と姿勢を変えることもあります。急速姿勢を取る際には、腹筋を中心とする筋肉に対して負担を軽くすることで疲労を軽減することができ、快適な座り心地を提供してくれます。

座った時の荷重に合わせて、該当する個所が自在にたわむスリットによって、様々な姿勢変化にも対応。体にフィットした座り心地を実現しています。

【背もたれの選び方】「リングフレーム」の特徴解説

【背もたれの選び方】「リングフレーム」の特徴解説

リングフレームとは

オカムラ社のオフィスチェアの背もたれに採用されているのが、柔と剛を2つの様相を兼ね備えた樹脂製リングフレームです。

センターフレームは身体をしっかりとホールドさせて、左右のサイドフレームがフレキシブルなベンディング機能を実現。そのおかげで身体の色々な動きに追従することができます。

スマートオペレーションを取り入れ、肘の先端にある操作レバーで、座面の高さとリクライニング角度も調節可能。

各種操作レバーか座面直下に集約されているおかげで、座ったままでベストポジションを調節することもでき、またクイックスライドオペレーョンは、座面右下の操作レバーを前後にスライドさせるだけで、リクライニング反力の強弱を調節することが可能です。

【背もたれの選び方】「バックカーブアジャスト機構」の特徴解説

【背もたれの選び方】「バックカーブアジャスト機構」の特徴解説

バックカーブアジャスト機構とは?

背もたれのカーブを体型に合わせて調節が可能なバックカーブアジャスト機構は、人の体に合わせてフィットするオフィスシーティングです。

人の背中の形状には個人差がありますが、背もたれのカーブを変化させる機能では、背の両サイドのレバーで背もたれのカーブを2段階で調節することができます。その他にも、背のリクライニングを固定したり解除することや、それらの強弱調整が可能です。

リクライニングの範囲は、これまでの後方へのリクライニングだけでなく、新たに背と座を前方にリクライニングする機能も追加されたことで、パソコン作業や筆記作業時に見られる前傾姿勢をサポートしてくれます。

【背もたれの選び方】「ペルヴィスサポートシステム」の特徴解説

【背もたれの選び方】「ペルヴィスサポートシステム」の特徴解説

ペルヴィスサポートシステムとは?

ペルヴィスサポートシステムの特徴としては、姿勢の変化に対応した屈曲と展開を可能にする背もたれのハードシェル部分に、硬質樹脂と軟質樹脂の素材が取り入れています。

さらに、背の動きにマッチするように、溝を設けたクッション形状を作り、シェルと一体化した自在な形に変化させられる機構をサポートしています。

折り紙を折る感覚でチェアの各部位が連動して、三次元的な曲がり具合で、ワークシーンの様々な姿勢の変化を優しくサポートしています。

背もたれと腰部の連動は、背の後方と両サイドから骨盤を自動的に支えて、身体の負荷を軽減してくれます。背筋を伸ばすだけで腰部を後方とサイドから支えて、身体をホールドてくれるのです。

【背もたれの選び方】「アッパーチルト機構」の特徴解説

【背もたれの選び方】「アッパーチルト機構」の特徴解説

アッパーチルト機構とは?

背もたれ上部がフレキシブルに稼働するアッパーチルト機構によって、上半身の動きに対応してフィット感を高めています。

姿勢を安定させる腰部のサポート性や、身体の自由な動きを優しく受け止める背もたれのフィット性も両立させており、身体の小さな動きや大きな動きもサポートする、デュアルモーションメカニズムが身体の動きに追随してくれるのです。

背もたれの上部は柔軟に稼働できる機構で、身体の小さな動きを妨げることがありません。

背座のバランスによく連動したロッキング機構も、大きな動きをサポートします。

【背もたれの選び方】「3Dインテリジェントサスペンション」の特徴解説

【背もたれの選び方】「3Dインテリジェントサスペンション」の特徴解説

3Dインテリジェントサスペンションとは?

フレームのない3Dインテリジェントバックは、座っている人の身体をしっかりと支えてくれるサポート機能によって、自由な動き、大胆な動きでも、バランス性を保ってくれる特徴があります。

サスペンションバックのエラストマーは、厚みと強度が異なっており、背骨の部分ではさらに高いサポート力を持っており、その他の部分はより少ない力でサポートしてくれるので、座っている時のあらゆる動きを支えてくれます。

仙骨をサポートするフォルムは、背骨の自然なS字カーブを問題なくキープ可能で、体が疲れることなく、自然で健康的な姿勢を長時間サポートしています。

【オフィスチェアの選び方】背もたれの種類と特徴解説 まとめ

オフィスチェアの選び方シリーズ。今回はのテーマは「背もたれ」でしたが、いかがでしたでしょうか?

オフィスチェアと言えば、いろいろな種類はあっても一見すると同じに見えてしましますが、このように各メーカーごとにさまざまな工夫の違いがあることが、お分かりいただけたかと思います。

長時間、長期間使うオフィスチェアだからこそ、外見だけでなく細かい機能についてもよくチェックをした方が良いです。とは言っても、オフィス家具業界は専門用語や、聞き慣れない横文字がよく使われていたりしますよね。

自分に最適なオフィスチェアを見つけるためにも、わからない事は店員さんに聞いてみるのが良いです。実店舗があるオフィス家具店では電話でも相談を受け付けている店舗もありますので、お問い合わせしてみるのも良い手です。

 

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